穴窯に挑戦-焼成編

1ヶ月前からトントン拍子で作業が進んでいましたが、旭川の「一路窯」さんの穴窯に火が入りました。火入れは8月15日(木)のお昼過ぎだったようです。私が手伝いに来たのは、午後3時過ぎでしたが、朝から家でボーっとしてたので、もっと早いうちから見に来ればよかったな~。

窯の温度はすでに「873℃」まで上がっていました。ちなみに火葬場の温度はこのぐらいだそうです。(^^ゞ

2013081501

「穴窯」は原始的な薪で炊く窯のことですが、炊き方や温度については、その窯によって違うようですが、こちらでは3泊4日炊き続けるそうです。「手伝う気あるんか!」という格好でやってきましたが、もちろんお手伝いしていきます。この温度ならば、まだ近寄っても大丈夫でした。

2013081502

翌日の16日(金)は、仕事帰りにやってきました。この日は目標温度の「1,250℃」まで上げていきますが、1,200℃を過ぎた辺りからは、上がったり下がったりを繰り返しています。この温度になると、窯の傍で座って見ていることはできず、薪を入れるときだけ近づくという感じです。火の粉が飛んできたりして、結構危険です。

温度を上げるために、ブロワーと業務用の扇風機を使っていきます。するとみるみるうちに温度が上がっていくんです。炎が焚口の外まで吹き出してきて、薪が燃えて落ち着くと、中の作品が見えてきます。

2013081503

すぐに「1,257℃」まで上がりました。これ以上は作品の強度の面も心配なので、1,230℃~1,250℃ぐらい(だったかな?)をいったりきたりしていました。薪はずっと入れ続けるのではなくて、一度に10本ぐらい入れて、燃え上がって落ち着いた頃にまた入れるという感じなので、待っている間はずっとお話を聞いていましたが、薪代が高くなっているので、穴窯を持っている窯元でも使っていないところも多いようですが、こちらは年に4回ぐらい焚く年もあるそうです。

私が普段作る器たちは「電気窯」を使っているので、仕上がりが安定しているので、条件を揃えれば同じ器を作ることができますが、薪を使った窯で焼いた器は「唯一無二」なので、同じものを二度と作ることはできないんです。それがマニアにはたまらないんですね。大人の火遊びですわ~。

2013081601

午後6時から深夜12時まで、嬉しい賄い付きで作業しましたが、他の人が手伝いに来てくれたので、私は帰ることにしました。あっという間の6時間でしたが、炎を見てると全然飽きないんですよ。 家に帰ったのは、深夜1時半頃でしたが、ギラギラして完全に目が冴えていました。

穴窯焼成

この後のお手伝いはできませんでしたが、18日(日)の午後1時頃に無事に終了したようです。順調に温度が上がり(過ぎ?)全体的に「こげ茶色」になったようですが、とても楽しみです。

窯出しは20日(火)だそうです。この日は予定が入っているので、翌日にでもお邪魔しようかと思っています。