1泊2日の大雪山カラー縦走

6~7月は階段修行をしていたこともあって、上り調子で体力がついたような気がしたんですけど、8月に入ってからは週末の天候不順が続き、ちょっぴりついた筋肉はあっという間に脂肪に変わり、収穫の秋を迎えた頃には体重も体脂肪も増えていました。(笑)9月に入ってからは、やっと天気のいい日も多くなってきたので、マイペースで秋の山歩きを楽しんでいます。

今年はテン泊(テントで山に泊まること)を目標にしていたんですけど、時期を逃してしまったので、実現できませんでした。この時期になると朝晩は氷点下を下回ることも多くなってきたので、経験のないものがいきなりテントを背負っていくのは無謀なので、天気のいい週末を狙って小屋泊をすることにしました。

今年は表大雪にまだ行ってなかったので、今日で営業が終了する「黒岳石室」に泊まることにしました。北海道の山小屋は本州と違って、食事や布団を用意してくれるわけではなく、宿泊に必要な装備は全て持っていくのが基本です。黒岳石室は管理人さんがいる夏山シーズンは、ビールや非常食などを売店で買うことができるし、いざとなったらシュラフをレンタルすることもできます。

日帰りのときは、のんびりする時間は意外と短くて、長いときでも山頂に1時間ぐらいしか滞在しませんが、山に泊まると夕日、星空、ご来光など、日帰りでは見れない景色が見れるんです。詳細はヤマレコで記録しているので、ここでは書きませんが、大雪山の色の名の付く山を巡る縦走ができました。(画像をクリックするとヤマレコにリンクします)

1日目は、層雲峡黒岳ロープウェイを使って「黒岳」まで登りました。黒岳は7合目まではリフトアクセスできるので、山頂までは1時間ほどの登りですが、大雪山の山々が一望できる絶景スポットです。私が山頂に着いたのは3時頃でしたが、山頂は大変な賑わいでした。この時間でこんなに人がいることに驚きました。団体客が多くて、すれ違いも大変でした。

20130929_黒岳

 

黒岳山頂から今日の宿の石室までは20分ほどの下りです。石室には石でできた小屋とトタンでできた小屋がありますが、トタンの方が暖かいので、トタン小屋を希望したところ、こちらの宿泊者は私一人でした。一人で山小屋を占領できるのはなかなか快適です。石室にはおがくずを使ったバイオトイレがあり、用を足した後は個室にある自転車を漕いで、おがくずをかき混ぜます。今日は宿泊者も少ないので、臭いも気にならなかったですが、夏のピーク時に泊まった人の話によると結構臭いがきつかったようです。山のトイレ問題はいつも考えさせられますね。石室から15分ほどの桂月岳で夕日を見ましたが、この時間にゆっくり夕日を見られることはないので、とてもいい時間を過ごせました。朝もご来光を期待して登りましたが、雲が厚く真っ赤な朝焼けでした。

119aa19e14fedd34bbf8636645216183

 

2日目の移動距離は結構あるので、桂月岳から戻った後はすぐに朝食にします。単独の時は食べ物に関してはとても質素で、おにぎりとパンで済ませました。6時半には管理人さんに挨拶をして石室を後にしました。次に向うのは「白雲岳」です。お鉢平を時計回りに出発し、北海岳から白雲岳への分岐へ向かいます。この白雲岳は北海道で3番目に高い山で、去年も銀泉台~赤岳まで来たときに、ピストンしました。残念ながら山頂の展望はイマイチで、このまま下り坂になるのかな?と思っていました。

20130929_白雲岳

 

白雲岳の分岐まで戻り、今度は小泉岳分岐に向かいます。小泉岳の分岐にザックをデポして「緑岳」へ向かいました。この辺りから天気が良くなってきて青空が出てきました。ガスがかかるとルートを失いそうな道で、風をよける場所もありませんが、お日様が出ると一気に気温も高くなってきます。ポカポカ陽気の中、緑岳までピストンします。参考タイムは片道1時間ですが、スローペースで40分ほどで着きました。緑岳を下山すると紅葉の有名な「高原温泉」へ下りることができます。(高原温泉には1週間後の10月5日に行ってきました)

20130929_緑岳

 

緑岳から小泉岳分岐まで戻り、次は「赤岳」に向かいました。天気はますます良くなってきて、スキッとした秋晴れの中、のんびり歩くことができました。赤岳まではそれほど時間がかからなかったように思います。帰りのバスを考えると、13時をタイムリミットとしていましたが、30分ほど余裕があったので、ランチタイムにしました。紅葉のピークが過ぎていたせいか、山頂は人が少なくて良かったです。

20130929_赤岳

 

あとは「銀泉台」に向かって下山です。登山では登りよりも下りの方がケガをしやすいので、下りは特に注意して歩きます。赤岳登山口の銀泉台から車を停めた層雲峡まではバスが出ているので、これに乗り遅れる訳にはいきません。初日、ザックの重さは15kgありましたが、水と食料は少し減ったとは言え、体力を消耗しているので、感じる重さはちっとも変わっていません。どちらかというと重くなっている感じがします。1週間早ければ紅葉のピークだったと思いますが、やはり終わりかけですね。15時ちょうどに下山でき、30分後のバスに乗車し、層雲峡に無事に帰ってくることができました。

20130929_銀泉台

 

銀泉台をバックに、山頂標識とともに撮った記念写真です。黒岳、白雲岳、緑岳、赤岳の大雪山の色を巡る縦走が終わりました。2日間で歩いた距離は21kmでしたが、標高差はそれほどないので、歩くペースがもっと早ければ日帰りでも可能です。 登山ってシンプルなのがいいですね。目標がはっきりしているし、生きるために必要なものがわかります。少しずつ経験値が上がり、人生観も変わってきました。

da2b8e455f798d893f752014f48172c0