胆振東部地震

台風21号は関西方面に大きな被害をもたらし、9月5日の深夜に北海道を通過しました。

そして、翌日の9月6日、午前3時7分。

携帯電話の大きなアラームが鳴った直後に大きな揺れを感じました。

家の中の被害はほとんどなく、直後は電気も通っていたので、そのまま眠ってしまいました。朝、目が覚めると北海道全域が停電していることを知り、地震の被害を知ることになりました。

私が住んでいる空知管内は比較的災害の少ない地域ですが、震度4だったようです。物心付いてから感じた地震の中では最も大きかったです。震源の胆振東部では震度7を観測したようで、土砂災害に巻き込まれ亡くなった方もおられます。

町中の信号が消えました。警察官が立っている交差点は少なく、ほとんどが無人でした。田舎なので、さほど困ることはありませんでしたが、これが札幌だったら大変だろうなと思いました。

職場も自宅も電力の復旧は早かったのですが、同じエリアでも翌日になっても回復していないところが多かったです。ガソリンスタンドは渋滞し、営業しているスーパーやコンビニの棚は空っぽになりました。

しかし、真冬でもなく、真夏でもなく、この時期だからこそ、被害は最小限で済んだと思います。

まだ流通は滞っていますが、家庭菜園で野菜を作っている家も多いし、電気が通ればお米も炊けるし、乾麺などは手に入るので、食べるものはまだ何とかなると思います。

私は9月3日に2泊3日の山行を終えたばかりでした。北海道の山は電気・ガス・水道がないのは当たり前なので、衣食住を背負って歩かなければなりません。条件がよければ素晴らしい景色を見ることはできますが、そこへたどり着く道のりは決して楽ではありません。

「辛い思いをして、なぜ山に登るのか?」とよく聞かれますが、衣食住を背負って山に入るだけで、多くを学ぶことができます。水がどれほど大切であるかよくわかります。おにぎりのパワーがどれほどあるかも知っているし、携帯トイレに用を足すことにも抵抗はありません。

ここ数十年の間で、私たちの暮らしはとても便利になりましたが、自然は何万年も前から破壊と再生を繰り返してきました。急速な文明の進歩は自然に大きな影響を与えていると思います。自然は時に厳しく残酷だけど、私は山で生き方を学びました。

停電中はUSB機器の充電ができるソーラーパネルが役に立ちました。蓄電機能はありませんが、スマホ、モバイルバッテリー、ノートPCの充電が出来たので、情報収集に困ることはありませんでした。曇り空ではさほど役に立ちませんが、晴天ならば効果があります。重量は500gほどあるので、山に持って行くには重いのですが、こういう時には便利だと思いました。ニュージーランドに行く前(4月)に異国でのバッテリー切れを恐れて4,200円ほどで購入したのですが、震災後に一気に価格が高騰しているようで、同じものが17,000円ほどになっていました。クリスマスシーズンにゲーム機が希望小売価格よりも大幅に高値で販売されることがありますが、被災地では多くの人が助け合っている大変な時期に儲けに走る人もいるんですね。

9月11日追記:5,300円ほどに値下げされていました。

被災地の復興には時間がかかると思いますが、真冬の北海道で同じようなことが起これば、これだけの被害では済まないでしょう。多少の備えがあったとしても、長くは持ちません。

世界規模で大きな災害が起こっています。自然の脅威に対して、人間は無力です。

どうやって生き抜くか本気で考えないといけませんね。

 

これから、私にできることやっていきたいと思います。

亡くなった方のご冥福をお祈りします。