山と言霊 ~第三章~

山と言霊 ~第三章~

私にきっかけをくれたご夫婦に山の本を作って送ってあげたいと思うようになりました。ざっくりとイメージし始めたのが3年前でしたが、カメラを買い替えたり、長文を書くことを意識したりと、少しずつ準備をしていました。

それからは地味に山行を重ねていきましたが、自分の好きなスタイルがだんだんと分かってきました。北海道の色んな山に行きたいという気持ちは強くても、シーズン中に山に行ける日は限られているので、絶対に行きたいエリアを優先していると、新規開拓することなくシーズンが終わっていました。海外遠征を視野に入れ、コツコツ貯金していることもあって、今年は遠出することも控えめにしていました。

記録は撮って残す

記録は撮って残す

ちょっとしたハプニングは旅につきものですが、それがいい思い出になることもあれば、後々まで尾を引くこともあります。ここでは、山に入るときの装備や旅先で気にしていることなどを書いていこうと思います。

キナバル山トレッキングでは、公園本部までの送迎で人生最大級のハプニングに遭遇しました。

山小屋の確保

山小屋の確保

キナバル山のあるマレーシアは、年間を通して寒暖の差があまりないので、雨の多い時期はあるものの、基本的にはいつでも登ることができます。いつでも登れるといっても、中腹にある山小屋を予約しなければ、入山が許可されません。キナバル山に登るための最も困難なハードルといえば、山小屋の確保かもしれません。

写真は私が泊まった「ラバンラタ・レストハウス」です。他の山小屋も歩いて数分の場所にいくつかありますが、ここで受付や食事を行うため、一番人気があるようです。

北海道からコタキナバルへ

北海道からコタキナバルへ

若い頃は何のプランも立てずにふらっと旅に出ることが多々ありましたが、山に登るようになってからは、緻密な計画を立て、タイミングを見計らって、一気に実行することが多くなってきたような気がします。これからの大きな目標としては、アフリカ大陸最高峰の「キリマンジャロ(5,895m)」を目指しています。明確な理由は特になく「みんな聞いたことある山だから」というそんなミーハーな理由からです。(^^ゞ

今回のキナバル山については、キリマンジャロに向けての高度順応と夏山スタートを兼ねたものでしたが、実際に行ってみたら想像をはるかに超える素晴らしさだったので、毎年(は無理だけど)の恒例行事にしたいと思うようになりました。

言葉の壁

言葉の壁

東南アジアに行ったのは、今回が初めてでした。キナバル山がある「キナバル国立公園」は世界3番目の広さのボルネオ島の北部「サバ州」にあります。気候は赤道に近い熱帯雨林気候になるので、1年を通して寒暖の差が少ないようです。雨季(11月~3月)と乾季(4月~10月)の2シーズンに分かれていますが、雨季でも一日中雨が降ることは少なく、乾季でも夕方には雨が降ることが多いようです。

【花ギャラリー】雄阿寒岳

【花ギャラリー】雄阿寒岳

日本百名山の一つとして「雌阿寒岳」がありますが、火山活動が活発になり、7月下旬頃から入山規制されています。ここは2年前に阿寒富士とセットで登りましたが、序盤はアカエゾマツの優しいクッションが膝に優しくて、ガレ場を過ぎて標高を上げると荒々しい山肌が見えてきて、とても印象的でした。初心者でも登れそうだし、景色も良かったので、また登りたいと思っていましたが、今回は7合目まで規制されているようなので、近くの「雄阿寒岳」に登ることにしました。雌阿寒岳の方が人気がありますが、私と同じような人も多く、今年は雄阿寒岳に登る人が増えているようです。

準備と努力は裏切らない?

準備と努力は裏切らない?

今年中に行けるかどうか分かりませんが、日高山脈へ入る準備を進めています。大雪山のように登山道は明確ではないし、ピンクテープやマーカーも少なく、藪漕ぎとハイマツ帯で行く手を塞がれます。渡渉と急登があり、ダニとヒグマがいます。

これだけ不安要素があるので「何で行くのさ?」という気もしますが、日高の雲の上から見える景色は私好みな気がして、自分の目で見てみたいと思うようになりました。ヤマレコにもたくさん日高のレコが上がっていましたが、これまではサッと目を通すぐらいで、真剣に見たことはなかったんですけど、ここにきてどんどん情報収集するようになりました。

日高山脈への誘惑

日高山脈への誘惑

気ままな山歩きを始めてから、6年ほど経ちました。最初の3年はベテランに引率してもらうことがほとんどで、何の知識も持ち合わせていなかったです。月に1回行くか行かないかぐらいのペースで、どこかに行くことよりも、装備を揃えたりするのが楽しかったように思います。流行の山ガールファッションに身を包んでいました。

ソロで歩くことを覚えてからは、周りのものをよく見て慎重に行動するようになり、体力もスキルも上がってきたように思います。行動に対する責任は全て自分にあるという意識を強く持つようになりました。天気を見ながら山を選べるし、自分の限界に挑戦することもできます。天気や体調が悪ければ、ドタキャンも簡単です。